内容説明
血を流し、生死の境をさまよい、仲間と出会い、そしてまた拳を握る…暴走、抗争に明け暮れメチャクチャだった少年たちが見ていた情景とは―15人の暴走族OBが明かす『破天荒すぎた』現役時代の狂乱エピソードを衝撃収録。365日が修羅場だった不良少年、その生き様。
目次
今でもたまに特攻服着て走るんだよ
族やってて青春どころじゃなかった
誰か俺に恐怖を与えてくれ…
生きるのに大切なことは刑務所で学んだ
あのころは暴れて盗んで…好き放題で楽しかった
殺るか、殺られるか…本当はすごく怖かった
どれだけ自分が強いのか試したかった
ここはマトモじゃない、狂ってる
イキがっても一人じゃ生きられなかった
俺はこの国で負けるわけにはいかなかった
前略、獄中の兄弟へ―俺たちはずっと昔のまま、何も変わってねえから
グレるしかなかった 逃げ場がなかった
あのとき入れ替わらなかったら俺が死んでたってことなんだよね
現役時代は自分自身のビビリとの戦いだった
暴力なんかで生まれるものは何ひとつない
著者等紹介
中村淳彦[ナカムラアツヒコ]
1972年生まれ、ノンフィクションライター。09年4月東京福祉大学に編入学して、最近は福祉分野で活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。