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図解 これだけは知っておきたいコーラン入門

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784862481511
  • NDC分類 167.3
  • Cコード C0014

内容説明

10億人が信仰するイスラームの聖典「コーラン」をイラストとともにわかりやすく解説。

目次

1 預言者ムハンマドが生まれた時代(アラビア半島の自然環境を知る クルアーンを生んだ風土;戦闘の時代に生きた人びと アラブの日常の様子 ほか)
2 クルアーン、ハディースとは何か?(ムハンマドの啓示をまとめたもの 一一四章からなるクルアーン;啓示が途絶えてしまう危機 ムハンマド死後の混乱 ほか)
3 クルアーン、ハディースの中の物語(アッラーはすべての物事を決定する 天地の創造主アッラー;イブリースにそそのかされ天国を追われる 人類の祖先アーダムとその妻 ほか)
4 イスラーム世界の日常とクルアーン(豚は不浄な食べ物であるとされる ムスリムの食事と飲酒;外出の際、顔や肌の露出は厳禁 女性の身なり ほか)

著者等紹介

大川玲子[オオカワレイコ]
1971年生まれ。東京大学文学部イスラム学科卒。カイロ留学やロンドン大学(修士号)などを経て、博士号(東京大学)取得。現在、明治学院大学国際学部専任講師。専攻はイスラム学

島崎晋[シマザキススム]
1963年生まれ。立教大学文学部卒。旅行代理店勤務を経て、出版社で歴史雑誌の編集に携わる。現在はフリーライターとして主に歴史関係の書籍・雑誌で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

35
とっかかり、足掛かりとして。2ページごとの項にテーマを設け、関係するコーランの抜粋とイラスト&写真のフォーマットで説明。これだけは知っておきたい、というよりこれくらい知らなくては話にならないレベルだろうとわかる。印象として、全員が豊かに生きられない砂漠という不毛の土地で、限られた資源を分け合う世界では、敵と味方をはっきり分け、その味方の中の弱者をより大事に、その分裏切り者にはより厳しく。その根拠が一字一句不磨不変であれば、信ずるのは生きていくのに最大の恩恵となるだろう。2023/10/21

白義

13
コーランを中心にイスラム社会の歴史、法、日常を平易に解説。旧約、新約聖書と重複するエピソードでもコーラン独自の神話は改めて紹介され、ムーサー(モーセ)、イーサー(イエス)のイスラムでの扱いもわかる。当然イエスは神の子ではなく人間イエスであることを強調されるのだが、実はムハンマドすらあくまで神の預言者であり、その内実は一人の人間なのだということがコーランでは強調される。盲目の質問者をうざがってその差別意識を神にたしなめられ反省するムハンマド、というエピソードすらあるようだ。あっさりしているがわかりやすい2015/09/08

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

7
ムハンマドは神ではなく預言者、実はひとりの人間ってのが目から鱗で、そういやキリストだって「神の子」だし、ブッダも目覚めた人だし。なーんだ、たまたまというかいち早く目覚めた人たちの啓蒙活動か。2017/06/11

ツネヒラ

3
イスラム教の成り立ちや経典コーラン(本書内ではクルアーンと表記)の内容ついて、かなり分かりやすくまとめられた一冊。この一冊では不十分な部分もあると思うが、これからイスラムの文化について知りたいという人にも勧められる内容の本だと思う。翻訳された物は正確にはコーランと呼ばれないという事、やむを得ない場合には豚肉など禁忌とさせれてる物も食べてもいいという事など初めて知る内容も多かった。2022/08/27

ツカモトカネユキ

1
2007年発行。タイトル通りの入門書。浅く広くという感じで、教義や理念等の深い部分、本質的な部分には触れていません。成り立ちから習慣について、発生の地である中東を中心に語られています。キリスト教、ユダヤ教徒との関わりの部分は分かりやすいです。ここから何が違ってどうなのかを探求するのも面白いかもしれません。ただ、神道、仏教に慣れ親しんだ自分は、劫火に焼かれて地獄行き確定ではないかということが分かりました。2022/09/17

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