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ポケットは80年代がいっぱい

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862380821
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

一九八一年、サブカルチャー勃興期の渋谷。伝説の“自販機雑誌”『HEAVEN』の編集長が、香山リカの出発点だった。「新人類」「ニューアカデミズム」「テクノ」「ニューウェーブ」「スキゾキッズ」など、数々のキーワードを生み、多くの才能を排出した八〇年代サブカルチャーの現場を描く、おしゃれ・キュート・アヴァンギャルドな八〇年代クロニクル。「ニューアカデミズムの旗手」中沢新一氏との対談『「ニューアカ」と「新人類」の頃』も合わせて収録。

目次

ポケットは80年代がいっぱい
「ニューアカ」と「新人類」の頃―中沢新一×香山リカ

著者等紹介

香山リカ[カヤマリカ]
1960年、北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会評論、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

20
遠い日の花火、過ぎていった祭りの後ろ姿を思い出させる80年代クロニクルだ。作者と同年代の自分はあの時代どこでなにをしていたのだったか。80年代の日本はいろんなものがごちゃ混ぜで飽和へ向かう道程であったし、そのようにしか見えていなかった。本書にはそんなまさにありありの時代の舞台裏がいっぱい詰め込まれている。あの時代を読み解く上でも一読の価値はある。2013/02/19

うみやまみみ

6
旅のお供に…宮沢章夫さんが面白い!と言われていたので今回読んでみました。いやはや脱帽、衝撃、あちこちで痺れておりました。私自身80年代好きと謳っているものの…この本…9割がお初の内容、1割は宮沢章夫さんのNHK番組で知り得たもの…という…。それより何より香山リカさんの医学生の傍ら…そんなマニアックな仕事を成し遂げられた…経歴が凄すぎる。結局、国家試験は1回で通られたのかな?あとレントゲン画像拝借や、春美さんのキセルの件など、書いちゃって大丈夫なのか?と気になった箇所も。図書館本でしたが、この本…買います。2015/09/06

readtuktuk

5
〈私たちはいつまでも、YMOチルドレンとか、誰かのチルドレンなのかもしれない。〉……そうかも。2011/09/01

asobu

4
そういう世界があるみたいと薄々気づきながらも掴めなかった(だって小学生だったし)世界を内側からガイドしてもらったような感覚。中学生になったらあれしてこれして…ワクワク、という瞬間にYMOが散開してしまい行き場がない気持ちになった宙ぶらりんの若き日の自分の魂を慰めるような読書でした。軽く読めちゃうけれど、これを知っておくと香山さんの現在の本を読む時にも理解しやすいはず。そして祖父江さんの装丁も素敵!2010/12/10

wm_09

4
80年代のサブカルチャーの牽引者たちが「80年代はスカだった」と言われたことに反発して書いた80年代本の一。といっても80年代を論じるとかではなくて、作者が自分の大学時代を楽しく振りかえっているエッセイで、次々と飛び出してくるサブカルチャーの神様たちに驚きながら読まされる。山崎春美・松岡正剛・祖父江慎・浅田彰・戸川純・エトセトラ。(ローウェル嬢)2010/11/03

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