比較の亡霊―ナショナリズム・東南アジア・世界

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  • サイズ A5判/ページ数 605p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861820373
  • NDC分類 311.3
  • Cコード C0020

内容説明

タイ、フィリピン、インドネシアにおける国家の成立過程の精細な分析と「比較」を通してナショナリズムの起源・性質・将来を理論的・実証的に探究し、ナショナリズムの深層論理を明らかにする待望の労作。

目次

第1部 ナショナリズムの長い弧(ナショナリズム、アイデンティティ、系列性の論理;レプリカ、アウラ、後期ナショナリズムの想像力 ほか)
第2部 東南アジア各国研究(暗黒の時代、光の時代;専門的な=専門家の夢―二つのジャワ古典に関する考察 ほか)
第3部 東南アジア比較研究(東南アジアの選挙;共産主義後のラディカリズム ほか)
第4部 なにが残されたか(不幸な国;ネーションの善性)

著者等紹介

アンダーソン,ベネディクト[アンダーソン,ベネディクト][Anderson,Benedict]
1936年、中国昆明生まれ。コーネル大学名誉教授(政治学・国際研究)。ケンブリッジ大学(古典)を卒業後、アメリカに渡りコーネル大学で東南アジア地域研究を修める。インドネシア政治文化研究において地歩を固めたものの、1965年のいわゆる9月30日事件を機に成立したスハルト政権を批判し、インドネシアへの入国を禁止される。これを契機に研究対象をタイ、フィリピンに拡げ、1983年には、現在では新古典とも評価される『想像の共同体』を発表し、アジア研究、政治研究、ナショナリズム研究のみならず、歴史研究、文学研究にも衝撃を与えた

糟谷啓介[カスヤケイスケ]
1955年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科教授。専門は言語社会学、言語思想史

高地薫[コウチカオル]
1971年生まれ。東京大学東洋文化研究所研究員。専門はインドネシア政治史

イヨンスク[イヨンスク]
一橋大学大学院言語社会研究科教授、博士(社会学)。専門は社会言語学

鈴木俊弘[スズキトシヒロ]
1972年生、一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程在籍。専門はフィンランド学、フィンランド近代史・移民史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenken

0
難解なアンダーソンの英語を丁寧に訳した方々にとにかく頭が下がる。ここに戻って読み返し、超えなきゃいけない壁を確認。2013/05/31

たぬき

0
あとで読めばよかったのかな

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