海と風船

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 27cm
  • 商品コード 9784861190490
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0771

内容説明

子供が置き忘れた紙風船。海辺の町を楽しげに旅していった…。幼き日への郷愁と日本人の心の風景を描き続けた画家谷内六郎さんが遺した18枚の油絵と自ら書き添えた詩的なストーリー。

著者等紹介

谷内六郎[タニウチロクロウ]
1921‐1981。1955年第一回文藝春秋漫画賞を受賞。1962年、作詞を手掛けたレコード『遠い日の歌』が第十七回芸術祭奨励賞を受賞。1965年『週刊新潮』五〇〇号記念展開催。油彩画、エッセー、装丁、絵本、童話など多彩な制作活動の傍ら、福祉活動にも力を注ぐ。亡くなるまで休まず制作された『週刊新潮』の表紙絵は一三三六点に及び、没後、1995年4月~97年3月まで再び表紙を飾る。その純粋無垢な喜びと悲しみを想像力豊かに描いた作風は、今も多くの人々の心を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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どぶねずみ

28
美術関係のテレビ番組を見て、初めて谷内六郎さんを知った。週刊新潮の表紙を26年も書き続けた方で、その絵は子どもの想像力を掻き立てるものばかり。これに収録された絵は、昔懐かしい紙風船が必ず描かれていて、それだけで優しい気持ちになれる。遊び方のレパートリーがあまりなかった昔の玩具だったけど、紙風船の存在だけでこんなにもその情景が明るくなるのかと小さな感動がある。もっとこの方の作品を見てみたい。2019/11/06

シュエパイ

3
時折見える、紺色の染め物と、白い船の舳先に、何故か郷愁を覚えます。そっか、もういない画家さんなんだ・・・なんだか残念2011/08/17

のんの

2
週刊新潮の表紙の絵を描かれていた谷内さんの紙風船の絵本。少し前に読んだ「大家さんと僕」と僕にも話が出てきた作家さん。紙風船の旅のような内容で、絵の色味にどことなくノスタルジーを感じた。縁台、地蔵、みなとの絵と文章が好き。2020/08/31

リンダリンダ

2
どの場面にも出てくる風船がなんとも言えない暖かさと懐かしさを感じる。他の絵も色々観たくなった。横須賀美術館の谷内六郎館へ行ってみよう。2019/11/05

nogu_ruche

1
谷内六郎は週刊新潮の表紙を描いていた画家。日本情緒感が苦手だったのだけれど山種美術館で見た絵になんとも惹かれ、読んでみた。紙風船が外房の漁村を旅する、ストーリーらしいストーリーはないけれど新しく出会ったのになにか懐かしいような現実ではないような…不思議な感動がありました。2014/01/13

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