内容説明
ナショナリズムは果たして人類悪なのか?リベラルとナショナリストの融合は可能なのか?この余りに現代的な課題に果敢に挑戦した、イスラエル女性学者であり平和運動家でもある著者のユニークなナショナリズム論。世界秩序についての一つの思考法。
目次
第1章 人間観
第2章 ネーションを選択することと文化への権利
第3章 ネーションの自己決定権
第4章 個別の物語と一般的な主張
第5章 魔法の代名詞「私の」
第6章 隠された動機―ナショナルな価値とリベラルの信念
第7章 必要を徳へと逆転させる
著者等紹介
タミール,ヤエル[タミール,ヤエル][Tamir,Yael]
1954年2月イスラエル生まれ。エルサレム・ヘブライ大学物理学部卒業。同大学で政治学修士獲得。その後オックスフォード大学で政治哲学の博士号を取得した。1989~1999年、テル・アヴィヴ大学哲学部に講師として所属。同大学政治哲学教授。1977年、平和運動「ピース・ナウ」の創立に携わる。1995年よりパレスチナ人との融和を唱える労働党の穏健派幹部としての活動を始め、1998年には、市民権団体の代表を兼務。1999年にはバラク内閣で移民同化大臣の地位にあった。2003年からは国会内の職を転々とする。2006年、オルメルト内閣では、教育相に任命される
押村高[オシムラタカシ]
1956年生まれ。早稲田大学大学院、パリ第二大学大学院修了。青山学院大学国際政治経済学部教授
高橋愛子[タカハシアイコ]
国際基督教大学行政学研究科・博士後期課程満期退学。学術博士(国際基督教大学)。聖学院大学政治経済学部政治経済学科教授
森分大輔[モリワケダイスケ]
1968年生まれ。成蹊大学大学院法学政治学研究科・博士後期課程満期退学。博士(政治学)。現在、国際基督教大学COEリサーチ・フェロー
森達也[モリタツヤ]
1974年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科・博士後期課程単位取得退学。現在、専修大学専任講師(聖学院大学非常勤講師)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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