八百長―相撲協会一刀両断

八百長―相撲協会一刀両断

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846301415
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0075

内容説明

週刊ポストで大反響。元・大嶋戸親方が北の富士、千代の富士など歴代横綱の八百長相撲の実態を実名で描く。渾身のノンフィクション。

目次

八百長密議
陣幕はなぜ俺を告訴しない
監察委員会のメンバーは八百長常習者ばかり
年寄株の内幕
暴力団は力士たちのいいタニマチ
黒い交際と女漁り
国民栄誉賞横綱も八百長まみれ
横綱・輪島も八百長だらけ
地方場所こそおいしい部屋持ち親方
チケットで懐を温める親方衆
協会が外国人力士を追い出すキッカケ
スカウトの辣腕は佐渡ヶ嶽親方
今も花盛り、八百長相撲
地方巡業はSEXと博打旅行

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomomi Yazaki

21
本書は大相撲の八百長問題が発覚する15年も前に出版されている。その状況の具体性は事実に則していて真実味がある。というか、ほぼ事実でしょう。でももっとヤバいのが年寄株の脱税問題。だが著者はこの後、一緒に告発した橋本氏と共に、同じ日に同じ病院で、同じ病名で亡くなった。日本海外特派員協会で脱税告発予定の12日前であった。偶然では説明がつかない死。刑事告発されるも、なぜか不起訴に。その時の無念が、後の警視庁からの八百長告発に繋がっている。ほっとした輩は大勢いるはず。中心人物の北の富士は、今は好々爺。実に、理不尽!2022/07/01

ふぇるけん

10
相撲界では「無気力相撲」すなわち八百長のことを「注射」というらしい。本書の内容がどこまで正しいかはわからないが、描写が生々しく信憑性は高そうだ。ショックだったのは千代の富士が「注射横綱」だったことだ。しかも実力を伴った上での注射であったため、注射を断った力士は徹底的に痛めつけたり、まさに相撲界を牛耳る大王様のようだ。あとは北の富士の女性ネタのひどさに失笑。きれいごとだけの世界ではないのは理解できるけど、この人たちが「横綱の品格」とかどの口で言ってるのだろうかと思ってしまった。2017/12/15

なー

8
★★★★☆ 相撲界では何年か毎に問題になる八百長を角界の内部からこれでもかと暴露した本です。でもこの時は作者と関係者がほぼ同時に原因不明の病気で急死されたりしてかなり話題になりましたよね…。当時はあまり読む気になれなかったけれど、今回は読んでみました。決して上品な内容ではないのですが、これもまた大相撲。2019/07/29

ようはん

8
有名な角界の暴露本。柏鵬時代から本が発行された90年代半ばまでの八百長疑惑のみならず力士とヤクザのズブズブの関係や年寄株取得を巡るタニマチ交えたカネ絡みの裏事情というように様々な角界の闇を取り上げている。特に某元横綱に関してはかなりボロクソに書かれており、女性関係等で倫理的に不味いエピソードが目白押しであるが案外ほっこりしたり笑えるエピソードもあった。2019/05/30

Carlos

6
話がリアル。全て事実とすれば、今の親方連中も処分すべき。2014/11/14

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