内容説明
文学作品にあらわれた虐待と親子関係の描写を通して、日本の家族像の変遷をたどるユニークな文学史。身体的・性的・心理的虐待、ネグレクト…子どもに対する家庭内虐待は、近現代文学のなかでどう描かれてきたのか。法律家の目で見た、虐待の近現代史。
目次
第1章 外国人の見た日本の親子
第2章 明治時代―「やさしい父親」から「おそろしい父親」へ
第3章 大正時代の父親と母親
第4章 昭和戦争時代の「君臨する父親」と「尽くす母親」
第5章 高度経済成長期の父親と母親
第6章 石油ショック後の父親と母親
第7章 平成時代の親子関係
著者等紹介
平田厚[ヒラタアツシ]
1985年:東京大学経済学部卒業。1990年:第二東京弁護士会登録。1996年:ベルギー、ルーヴェン・カソリック大学留学。2004年:明治大学法科大学院専任教授。2005年:クレオール日比谷法律事務所設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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