内容説明
民衆世界の原像を描き出した社会思想史研究の金字塔!社会主義思想を醇化し、すべての人の心情に受け容れられるものとした二人の思想家を、あざやかに彫琢した処女作。甦る幻の名著、77年ぶりの復刊。
目次
1 社会思想家としてのラスキンとモリス
2 『社会思想家としてのラスキンとモリス』補綴(ジョン・ラスキンの工芸美術理論;ウヰリアム・モリスの装飾美術理論 ほか)
3 ラスキンの『ムネラ・プルヴェリス』(経済の目的;経済学者に対する批難 ほか)
4 聖ヂョーヂ組合(ラスキンのユトーピア)
附録 アダム・スミスの漫画化―或る読書生とその友との対話
著者等紹介
大熊信行[オオクマノブユキ]
1893年山形県米沢市に生まれる。東京商科大学卒業。小樽高等商業学校教授、高岡高等商業学校教授、東北帝国大学講師を経て、戦後、富山大学教授、神奈川大学教授、創価大学教授を歴任。山形県地方労働委員会の初代会長もつとめる。経済学博士。1977年米沢市にて歿
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