内容説明
狼にもたとえられ、牙を持ったまま逝った男ヴィソツキー。モスクワとパリ、体制と距離を越えて結び合う女と男。フランスの女優マリナ・ヴラディが妻の目から綴る苦悩と感動の愛の記録。
目次
最大の敵
不意の告白
もうひとつの世界
三カ月の別離
傷つけられた誇り
療養生活
一枚の写真
酩酊という悲劇
結婚式
グルジア号での新婚旅行
エスペラル
０７
母の死
ヴィザ
ＫＧＢとの闘い
俳優として
詩人として
道楽者と酔っ払い
２＋３の子供たち
ホテル・ヨーロッパ
リヒテルと散歩道
誰のものでもない大地
ある出来事
ピータ・ブルックとレコーディング
ポリヤコフ一族
幸運の３３
モントリオール
カル・リンポチェ
シェミャーキン一家
『ニューヨーク・ニューヨーク』
ヨシフ・ブロツキー
蟹缶と共作レコード
タルコフスキーと試し撮り
老人とイコン
スペインからアメリカへ
ブロンソンとメルセデス
アリス・クーネンの家具
日々の暮らし
「大地の歌」
フルシチョフ
中国の詩
あなたが愛した友
狼狩り
映画での共演
田園で暮らす夢
星空へ、そして暗黒へ
自由に引き裂かれて
遠い日の家族
死の匂い
シモーヌ・シニョレ
ユーリー・リュビーモフ
最高のハムレット
永遠の別れ
義父の裏切り
ヴラドヴィソツキー
『ヴィソツキー』
新たな出会い
