公爵家の娘―岩倉靖子とある時代

公爵家の娘―岩倉靖子とある時代

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  • サイズ B6判/ページ数 232,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784845706013
  • NDC分類 289
  • Cコード C0023

内容説明

昭和8年12月21日早朝、岩倉公爵家の一室で一人の娘が21年に満たぬ生涯を終えた。2日後の葬儀の日、裕仁天皇に初の男児が誕生した。元勲の家系に生れ特高に捕われ自死した靖子の歴史に埋れた生涯を掘り起こし、その奥にある巨大な時代の闇を指示す新鋭の力作。

目次

岩倉公爵家の誕生
キリスト教と母子
昭和初期の日本共産党
中退
靖子検挙
「赤化華族」たちの釈放と最高幹部の転向
刑務所の中で
自殺の理由
八条と森の公判〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋津

1
公爵家に生まれながら社会主義運動に身を投じ、その結果自ら命を絶った岩倉靖子の生涯をたどった一冊。明治以降の社会制度における矛盾の噴出としての「華族」と「社会主義」の間で様々に考え、行動していった一人の女性を通じて、その生涯、周囲や社会の反響をまとめています。テーマが大変興味深く、面白いなと。ただ、「~ではなかろうか。」や「~していたのだろう。」、「~にちがいない。」だとかいうのがやたら目につくのが気になりました。学術書ではないのでまあいいのかなとは思いつつ。2013/09/22

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