色無(いろなき)花火―東郷茂徳の娘が語る「昭和」の記憶

色無(いろなき)花火―東郷茂徳の娘が語る「昭和」の記憶

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784845371815
  • NDC分類 289
  • Cコード C0095

内容説明

物心ついた時から国際社会の中で、常に外交の第一線の人々と交友を持ち続けてきた著者が、戦後時の外相として「A級戦犯」に問われ獄中死した父のこと、父、夫とともに世界を奔走した半世紀を超える年月の思い出を語る。外交官の娘、外交官の妻としてのそれらの暮らしは仕事でもあった…。

目次

夏のおわり
いせ二歳で海外へ
しのびよる軍靴の足音
スケートと「二・二六」
撞球室の決断
いせの社交界デビュー
皇帝のナイフと最後の握手
友人が“敵”になる日
いせの結婚
東郷家の「東京裁判」
外交官たちの戦後
もうひとつの“故国”への旅
マダム東郷の“動物外交”
若き命の笑顔
世界の中で、日本と生きる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こまったまこ

3
東郷茂徳氏の娘、いせさんによる「父、東郷茂徳」を期待して読んだが、東郷茂徳氏に言及しているところは全体の五分の一程度で少々がっかりした。しかし、「頑固で強情」な薩摩隼人である外相東郷氏を愛娘のいせさんが語ると子煩悩で愛妻家で動物好きの優しい人物に印象が変わった。母が独逸人なので日本語よりも独語が流暢、父の転任に伴い幼い頃から外国を渡り歩き多数の異種文化に触れてきた。大人になっても外交官と結婚した為日本よりも外国生活の方が長かったようだ。父茂徳氏はいせさんに日本の教育を十分させなかったことを悔やんだらしい。2016/07/31

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