内容説明
いま、日本の医療をめぐってくりひろげられている“医療費亡国論”“高齢化社会危機論”や老人の病院追い出し、受診抑制、看護合理化の意味するものはなにか。日本の医療は、いまどこに立ち、なにをめぐって攻防を展開しているのか。待ち望まれた日本医療の進路を考える羅針盤。転機に立つ日本の医療を総合的に検討。
目次
第1講 医療情勢をどうとらえるか
第2講 医療・福祉の再編をおしすすめる考え方
第3講 臨調・行革で医療をどう変えようとしてきたか
第4講 国民医療総合対策本部中間報告がめざすもの
第5講 医療の進路を考える
補講(イタリアの医療改革;スウェーデンの医療改革)