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内容説明
ある日、ひとりの少女が目覚めました。その少女は、人間ではありませんでした。手には、鈍色に光る鎌を持っていました。傍らには、奇妙な黒猫がいました。少女は―「死神」でした。そして、死を司る少女には、他の仲間と違うところがありました。その姿が、雪のように真っ白なこと。その心が、春のようにやさしいこと。これは、白い死神の、哀しくてやさしい物語です。
著者等紹介
ハセガワケイスケ[ハセガワケイスケ]
12月26日生まれ。福井県出身
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
23
哀しいけどあたたかい短編集2冊目。登場人物たちのやり取りや日常は読んでいてほのぼの出来ますね。ただ軽いだけじゃなく死を題材にした重たさを残しているのも魅力的。個人的に一番気に入ったのはスノウリバース。先生とアズリがその後どうなったのかがすごく気になる。最後にモモのライバル?的な存在が出てきたりと物語もほんの少し進展したけど今後どうなるのかな。2014/12/06
くろり - しろくろりちよ
14
数年前に読んで…忘れたと思ってたけれど、やっぱり所々憶えてる。あたたかくて、優しくて、キレイな物語だったんだ…。宇宙を泳ぐように精一杯生きて「水のないプール。」/先に逝った同級生とお腹の子どものレクイエム「あさっての未確認のレインボウ。」/両親を失って悲しみを思い出す「スノウリバース。」/モモと同じ顔と『A』コードを持つ死神『UN(アン)』とダニエルの元親友ニコル「ひどく綺麗な透明の空。」収録。いろんな死といろんな生き方。死神は、生きないのか?2012/03/14
光坂雛菊
13
死神の哀しくてやさしい物語第二弾です。個人的に気に入ったのは第二話。幽霊になって夢がもう叶わなくてもニコニコしていられる…すごいと思います。読んでて色んな意味で泣きそうに。三話も良かったです。両親二人とも亡くなったお嬢様が自分の小学校のフレンドリーな教師と遊園地に行くお話。先生いい人やで…!!先生のスケッチが見てみたくなる。きっと癒されるんだろうなあ…なんて思ったり。今回も相変わらずダニエルが可愛いです。ツインテモモさんが拝めるのはしにがみのバラッド。2巻だけ!(多分)…すげえ可愛かったですガチで。2014/07/10
眠る山猫屋
7
再読。この巻は、小粒ながら良品が揃っていた印象。大切な部分なんだろうけれど、モモの正体についてのエピソードは無くてもいいんじゃないかな、とも思った。2015/03/26
ソラ
6
【再読】2019/12/08