出版社内容情報
現役A級のトッププロ屋敷伸之九段が独自に開発した「屋敷流二枚銀戦法」を解説。「二枚銀は、基本的には攻めて攻めて、攻めまくって勝つ戦法です」(まえがきより)
△4五歩反発型の登場により激変している現代矢倉界において、異色を放っている戦法があります。
それが現役A級のトッププロ屋敷伸之九段が独自に開発した「屋敷流二枚銀戦法」です。
矢倉では通常1枚の銀は玉の守りに使い、もう1枚の銀で攻めていくのが普通であり常識でした。しかし「屋敷流二枚銀戦法」では銀は2枚とも攻め駒です。
▲4六銀・▲6六銀の形から、あるいは棒銀の▲2六銀+▲6六銀の形から▲3五歩、または▲5五歩で開戦します。囲いは▲7八金・▲6九玉の2手のみ。自分の陣形は確かに薄いですが、相手の陣形も完成していません。その間に2枚の銀を繰り出して攻め切ってしまおうというあまりにも大胆な戦法です。
一見、将棋の常識に反するような無茶な作戦に見えますが、この戦法の優秀さは屋敷九段自身がA級順位戦などで結果を残していることで証明しています。
単純な陣形で狙いも明快、これをマスターすればややこしい矢倉の定跡は一手も覚える必要はありません。
本書で超強力な二枚銀戦法を覚えて、ぜひ実戦で炸裂させてください。
第1章 屋敷流二枚銀
第1節 基本図までの駒組み
第2節 狙いの攻め筋
第3節 本格的な攻防
第4節 後手二枚銀
第2章 棒銀からの二枚銀
第1節 基本図までの駒組み
第2節 棒銀型の攻防
第3章 実戦編
第1局 逆転で制す
第2局 積極的に指せた一局
第3局 勝負手が功を奏す
第4局 大豪との相二枚銀
屋敷 伸之[ヤシキノブユキ]
1972年1月18日生まれ。北海道札幌市出身。
1985年6級で(故)五十嵐豊一九段門。
1987年初段
1988年10月1日 四段
2004年4月1日 九段
第55期(1989年度後期)棋聖戦で、最年少(17歳11カ月)、最低段(四段)でのタイトル戦登場。第56期(1990年度前期)棋聖戦で初タイトル獲得。18歳6カ月での獲得は最年少記録。タイトル戦登場は7回、獲得は棋聖3期。棋戦優勝は2回。将棋大賞は敢闘賞2回、他に新人賞、殊勲賞、連勝賞など。
著書に「最新の矢倉3七銀戦法」「将棋上達の方程式 囲いの公式」(日本将棋連盟)、「角交換四間飛車破り」(マイナビ出版)、「屋敷伸之の囲いの崩し方」(NHK出版)などがある。
内容説明
屋敷九段が独自に開発した新戦法。トップ棋士すら斬り捨てる「忍者銀」の破壊力を見よ!!
目次
第1章 屋敷流二枚銀(基本図までの駒組み;狙いの攻め筋;本格的な攻防;後手二枚銀)
第2章 棒銀からの二枚銀(基本図までの駒組み;棒銀型の攻防)
第3章 実戦編(逆転で制す;積極的に指せた一局;勝負手が功を奏す;大豪との相二枚銀)
著者等紹介
屋敷伸之[ヤシキノブユキ]
1972年1月18日生まれ。北海道札幌市出身。1985年6級で(故)五十嵐豊一九段門。1987年初段。1988年10月1日四段。2004年4月1日九段。第55期(1989年度後期)棋聖戦で、最年少(17歳11カ月)、最低段(四段)でのタイトル戦登場。第56期(1990年度前期)棋聖戦で初タイトル獲得。18歳6カ月での獲得は最年少記録。タイトル戦登場は7回、獲得は棋聖3期。棋戦優勝は2回。将棋大賞は敢闘賞2回、他に新人賞、殊勲賞、連勝賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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