出版社内容情報
1975年サイゴン陥落以降の30年を総括したベトナム戦争論の決定版。第1部「ベトナムの戦後」、第2部「関連諸国――アメリカ、日本、中国、タイ、カンボジア、ラオス――にとってのベトナム戦争」。著者はいずれも気鋭の若手ベトナム研究者とジャーナリスト。ベトナム戦争世代の「思い入れ」を排除した斬新な切り口が特徴です。
第1部 ベトナムの戦後
第1章 ベトナムの革命戦争 中野亜里(早稲田大学他講師)
第2章 記者たちが見た英雄たちの戦後 グエン・ミン・トゥアン
(元ベトナム祖国戦線機関紙『ダイドアンケット(大団結)』政治・経済部長)
第3章 統一ベトナムの苦悩ッッ政治イデオロギーと経済・社会の現実 中野亜里
第4章 南部の貧困層と国際NGO活動に見る戦争の影響 船坂葉子・高橋佳代子
(元NGOベトナム駐在スタッフ)
第5章 ベトナム人民軍隊の素顔 小高泰(元在ベトナム日本国大使館専門調査員)
第6章 人々の意識を荒廃させた経済・社会政策ッッドイモイ前の「バオカップ」制度と人々の生活
小高泰
第7章 ベトナム戦争と文学 森 絵里咲(ベトナム現代文学研究者)
第2部 ベトナムの戦争と関係諸国
第1章 日本から見たベトナム戦争とその戦後 渡部恵子(読売新聞英字新聞部記者)
第2章 アメリカにとってのベトナム戦争――いまも続く「泥沼の教訓」論争 水野孝昭
(朝日新聞ニューヨーク支局長)
第3章 周辺諸国にとってのベトナム戦争 鈴木 真(元日本経済新聞編集委員)
第4章 ベトナム戦争と中
目次
第1部 ベトナムの戦後(ベトナムの革命戦争;記者が見た英雄たちの戦後;統一ベトナムの苦悩―政治イデオロギーと経済・社会の現実;南部の貧困層と国際NGO活動に見る戦争の影響;ベトナム人民軍の素顔;人々の意識を荒廃させた経済・社会政策;抗米戦争と文学)
第2部 ベトナムの戦後と関係諸国(日本から見たベトナム戦争とその戦後;アメリカにとってのベトナム戦争―今も続く「泥沼の教訓」論争;周辺諸国にとってのベトナム戦争;ベトナム革命戦争と中国;国際共同体の一員として)
著者等紹介
中野亜里[ナカノアリ]
早稲田大学、國學院大学、城西大学、城西国際大学、慶應外国語学校非常勤講師。現代ベトナムの政治と外交を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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