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内容説明
ギュスターヴ・モローやピアズリーに代表される世紀末美術にははるかに遠い日本で、同じ十九世紀末にひとりの異色画家が誕生した。月岡芳年―。“最後の浮世絵師”といわれ、同時に日本近代における“最初のイラストレータ”と評される彼。本書は、今まで残酷絵の画家としてばかり知られてきたこの月岡芳年の世界にスポットをあて、広い視野、広範な画域のなかから秀作を厳選。芳年の画業を集大成している。大英博物館の協力を得て、日本初紹介の芳年の下絵も一挙に公開。妖しげな世紀末という時代を生き抜いた一人の画家の業績が今、甦る。
目次
第1章 血と情念の美(残酷絵のなかの美)
第2章 武者と物語の人物(武者たちの勇姿;物語を構成する人物)
第3章 女性美の世界(女たちの風俗;物語を彩る女性たち)
第4章 怪異と幻想の世界(現代に蘇る妖怪たち;幽霊の世界)
第5章 戯画とさまざまなテーマ(芝居絵・役者絵の世界;狂画;動物画;生活のなかの浮世絵)
画稿・挿絵
著者等紹介
吉田漱[ヨシダススグ]
1922年、東京に生まれる。東京美術学校(現東京芸術大学)卒業。元、岡山大学教授
悳俊彦[イサオトシヒコ]
1935年、東京生まれ。武蔵野美術学校洋画科卒。示現会を経て、現在風土会会員。日本美術家連盟会員。武蔵野を描く画家として活躍。カラー・グラフィック明治の古典『独歩の武蔵野』(学研)に作品収録。『悳俊彦画集』(形象社)。画業のかたわら、長年にわたって歌川国芳を中心にその周辺の作品を収集研究。日本浮世絵協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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HANA
500mile
しょー
miti