出版社内容情報
コッコさんがつくった、大切なかかし。近所の畑に、雨の日も風の日も、昼も夜も、立っています。畑の春夏秋を通して、かかしへのコッコさんの思いを優しく、静かに描いた絵本。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
読んであげるなら4才から。じぶんで読むなら小学校初級むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
25
注目されようが、されまいが、その場所で、自分の使命を果たそうと努める人がいる。2022/09/07
ヒラP@ehon.gohon
24
絵の具で描かれた重厚なかかしの存在感と力強さが印象的な絵本です。コッコさんがお父さんとお兄ちゃんと3人で作ったかかしだけに、その愛着心が微笑ましくも感じられました。 陸稲の成長で見えなくなってしまったかかし、台風の強風や雨風に耐え続けたかかしですが、収穫が終ってもしっかりと立っているところに感動してしまいました。2023/11/17
いろ
19
コッコさんシリーズ大好きv かかしって秋のイメージ強いけど,1年を通したかかし。コッコさんが家族で作り,おかぼ(畑の稲作)のおばさんにあげた かかしを見守るお話。ずっとずっと気にして見に行くコッコさんもいいけど,あまり接触のない農婦が,かかしを通してコッコさんを大切に思ってくれている気持ちも伝わって来て,ほっこり。読み進めるうちに安心感を得て,台風でも「(絶対かかしは)大丈夫よ!」何故か自信たっぷりの8歳男児,次ページで「あ!」ちょっぴりハラハラもしたw 台風後,かかしの装いが少しずつ変わるのも楽しい。2016/10/27
遠い日
18
コッコさん、かわいいな。おとうさんとおにいちゃんといっしょに作ったかかし。ご近所の農家のかたにあげたあとも、気になってしかたのないコッコさん。季節が巡ってもがんばっているかかし。それはとりもなおさず、ご近所さんの気持ちの証。片山さんの畑の風景がすばらしい。2015/10/05
しぃ
17
おかぼを初めて知りました。想像がつかない。先日読んだペーターのかかしと似たようなストーリーですが、かかしへの愛着がある長男は楽しく聞いていました。2023/11/07