内容説明
はたしてそれは〈山師の企て〉であったのか。幕末の築地ホテル館からライトの帝国ホテルまで日本のホテル館を建てた男たちの軌跡を読み解く。
目次
序章 あるホテルの終熄
第1章 居留地を生きた男
第2章 カイゼル髭に羽織袴の衣装論
第3章 山師の企てから企業家の計画へ(大日本ホテル業同盟会の結成 ほか)
第4章 ヤマトホテルの虚と実
第5章 丸の内の形成と帝国ホテルの新生(松井貴太郎が東京停車場の出現に怒ったわけ;林愛作のダンディズム;帝国ホテルがたたえていたある種の陰鬱さの原因 ほか)