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内容説明
稿本から刊本までの論述を丹念に辿ることによって、宣長の思考法を解明する。和歌の注釈書から思考の型を抽出し、古道論から表現の生成過程を追求する。
目次
序論 本居宣長の思考法
第1部 和歌の注釈法(本文批評の作法―『草庵集玉箒』の本文批評;和歌注釈の作法―『草庵集玉箒』の批評語;和歌解釈の作法―『草庵集玉箒』の解釈法;先行注釈受容の手法―『美濃の家づと』の注釈法;俗語訳の理論と技法―『古今集遠鏡』の俗語訳)
第2部 古道論の流儀(古道論の議論術―『くず花』の戦略;「漢意」の成立と展開―『古事記伝』の思考法;「漢意」の欺瞞―『老子』批判をめぐって;「不可測の理」の成立と展開―『古事記伝』の不可知論;「名義未思得ず」の真相―『古事記伝』の語釈)
著者等紹介
田中康二[タナカコウジ]
1965年大阪市生。1988年神戸大学文学部卒業。1994年神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得退学。富士フェニックス短期大学専任講師。1999年博士(文学)(神戸大学)取得。富士フェニックス短期大学助教授。2001年神戸大学文学部助教授。第27回日本古典文学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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