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内容説明
儒学ルネッサンスと日本中世。後醍醐・後村上天皇父子に仕え、政治史に大きな足跡を残した北畠親房の歴史思想には、日本神話のみならず、『易』『大学』『中庸』『孟子』等の中国思想の考え方が強いことを明らかにし、中世思想の重層性を追究した研究。
目次
第1章 『易』と日本神話―親房の宇宙論(度会家行の『易』受容;親房の『易』受容)
第2章 「三種神器」と「正直」―親房の倫理思想(親房の「正直」の概念;「三種神器」観と倫理思想 ほか)
第3章 革命論と名分論―親房の政治思想(皇位継承と任官の論理;親房と『孟子』 ほか)
第4章 「天命」と「神意」―親房の歴史思想(『神皇正統記』の歴史思想;親房と中国の歴史思想)
著者等紹介
下川玲子[シモカワリョウコ]
1965年、愛知県名古屋市に生まれる。1997年、筑波大学大学院哲学・思想研究科倫理学専攻博士課程修了。1998年、筑波大学より博士号(文学)取得。現在、日本学術振興会特別研究員
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