内容説明
和歌山・愛媛・新潟の県知事・警視総監・東京市長・台湾総督・枢密顧問官の役職につき、大正後半から昭和戦前期の政界に隠然たる力を発揮した官僚政治家伊沢多喜男。その活動を分析し、近代日本における官僚と政治の関係を考察する。
目次
県知事時代の伊沢多喜男
大浦兼武と伊沢多喜男―内務官僚として
伊沢多喜男と東京市政
植民地統治における官僚人事―伊沢多喜男と植民地
中間内閣期の伊沢多喜男
国家総動員法案と伊沢多喜男
戦中戦後の伊沢多喜男―内務官僚支配の終焉
著者等紹介
大西比呂志[オオニシヒロシ]
1955年生まれ。1988年早稲田大学大学院政治学研究科博士後期単位取得退学。現在、早稲田大学講師
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