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内容説明
奪われた牙、神具“導きの剣”を求め、ルビーウルフがやって来たローラティーオーと呼ばれる島。そこは二つの部族が暮らす、外界から断絶された世界だった。二つの部族アウローラとクレプスムルクは、かつて第五の神具“全知の書”を所有していた。“導きの剣”を奪ったのは、クレプスムルクの神官イグニス。その手引きをしたのは、ジェイドの師匠・白き魔女エリカ―。次々とルビーウルフに襲いくる厳しい現実と裏切りの中、トライアンの王女ミレリーナも神具“裁きの天秤”と共にイグニスに連れ去られてしまった。神具奪還のため、クレプスムルクの村に向かうルビーだったが、ついにイグニスの魔の手が彼女にも伸び…。盗賊王女冒険譚、最大の試練が始まる。驚愕の第5弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんな
2
再読。 神具とエリカを取り戻すため、イグニスたちを探すルビー達だが、ルビーが連れ去られ、幻影により、ジェイドたちに襲いかかる話。 エリカの過去も出てきましたが、すごく切ない。旦那が生きてると思い、イグニスに手を貸していたのに、実はローラーティオーの呪いで、既に死んでいたなんて、考えたくない。 夢の中で、狼になったモルダたちと、人間になったヴィアンカがルビーを助け、導いたシーンには危うく泣きそうになり、夢に幼女が出た時にはニマニマしてしまいました。2017/07/06
もみち
2
【図書館】再読。これ以降エリカは登場してきたっけ? 全知の書の力が弱まっている間に何か起こりそうで心配だなあ。2013/08/14
真林
1
裏切りの真相と、奪われた神具を求めて。エリカの過去を遡る物語。とはいえやはり前巻の伏線通り、彼女の夫だった人に関する話でした。盛り上がったのはそちらよりもルビーウルフが操られジェイドたちに襲いかかるシーン以降。深層心理の怨恨から、近くにいることを彼女にとっての苦しみだと考えるジェイド。けれど二人が抱える罪の意識は当時のそれだけでは語り得ないものに変わっていて。傷ついた彼女の支えになれるものももはやジェイドしかいない。そんな二人の関係が途方もなく愛おしい。2015/05/31
K-Wing
1
まさに一巻のはじめはここから復讐劇が始まるかと思ってたのにな。 別に女王である必要はないな。 2013/06/01
ちゃか
1
神具の、最後の一つがようやく登場。しかし、雰囲気的にそろそろ終わりそうなんだが……これで重要人物だったりしたら笑う。コーラルが強くなってたなぁ、と思ったり。2012/02/10