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内容説明
この国は未曽有の状況にある。ソグドム教バリム派のバリム・ソグドと呼ばれる男、シルバはティーエに力説した。「我々は、地流を読む。大地の危機だ」ティーエ一行はローダビア公国ルイーンメアールの町にいた。ドラスウェルクとつかの間の再会を果たしたティーエは、ドラスウェルクを生け贄から救い出すため、そして大陸を滅亡から救うために何をすべきかを考えていた。地流―。それを手がかりの一つとしたティーエは、バリム派で唯一地流を“視る”ことができるというシルバの姉・リマラに弟子入りの決意をする。さまざまな思惑がからみ、大陸の命運は混迷する…。そして物語はクライマックスへ―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
36
カリスウェンに『大陸を救う方法見つけました』と告げ、唐突に気配消すティーエ。緊迫する気力がすでに皆無。完結となる最終巻、取り寄せ依頼忘れていたのは残念無念(棒読み)うーむ。ここまで読むのに難航する物語は初めてかも。つくづく小学生の頃出会いたかった。2011/05/21
珂音
15
ティーエは「寄り道ではない」と言うけど・・・ここに来たのは必然らしいけど、あと1巻でどうするのさ!?と、こちらがジタバタしてしまうほど新たな人たち登場です。ローダビア王家の末裔シルバ様、身の破滅を招くんじゃないかと思えるほどの不遜なお方2010/07/12
朱音
12
今度こそ、「自らの欲望のためだけに彼を利用しようとする悪役」の登場なんでしょうか?黒くて反・美形だともっと良かったのですが!屈折していてなかなか良いキャラのようだけど後一冊で終わるのか?終わるのは惜しくないですか?この期に及んでまた場所移動するとは…あと、一目見ると皆彼の虜に(違)なってしまうのはどうも…絶対的に「敵」を作らないですね主人公、恐ろしい子。オリハ・リコン色のオーラってなんか万能。恋愛要素はこの際、どこかに置きっぱなしにしても良かったんじゃないかと思うくらいですね。不器用にもほどがあるって。2010/09/04
パラオ・スパニッシュフライ
5
中学の頃から読み続けている唯一のファンタジー 小説もクライマックスです。 ローダビア公国に入り、大陸を滅亡から救う鍵が 地流にあることを見つけ、その謎を解いてく。 その一方ではティーエを政治的に利用してのし 上がろうとする権力者たち。 いろいろな人の思惑が絡み合う中で、天然キャラの ティーエは、大陸を滅亡から救うという信念を しっかり持ち今回も突き進んでいきます。 次巻で完結の予定になってますが、いろんな問題が 山積みです。 どうやって完結させるのかちょっと不安です。 2005/05/15
京桜
5
雑誌掲載分の最後。ティーエとラクシは本当にじれったい。いつまでも、変わらず旅を続けて欲しいけど、大陸の行く末を見届けたいと思う。2010/06/28