福武文庫<br> なぜ、ナチスは原爆製造に失敗したか〈上〉―連合国が最も恐れた男・天才ハイゼンベルクの闘い

福武文庫
なぜ、ナチスは原爆製造に失敗したか〈上〉―連合国が最も恐れた男・天才ハイゼンベルクの闘い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 509p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784828857329
  • NDC分類 559.7
  • Cコード C0122

内容説明

アメリカは、ヒトラー率いるナチスに原爆開発で先を越されるのを恐れ「マンハッタン計画」に着手した。第二次世界大戦最大のミステリーともいえる原爆製造を巡る謎…厖大な歴史的証言をもとに米独の攻防と計画の全貌を明らかにする傑作ノンフィクション。

目次

一九三九年、夏、アメリカ
闘いのはじまり
ハイゼンベルクとニールス・ボーアの友情
ユダヤ物理学
原子核分裂の発見
ウラン235
原爆開発の噂におののく連合国の科学者たち
ドイツ科学界の異才、フリッツ・ハウターマンス
原爆製造を目指して
ドイツの軍事機密、アメリカへ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tieckP(ティークP)

4
資料として読む。とは言え、人類の生命に関わるテーマだけに興味深く、自分はこうしたテーマに付きまとうショッキングな文体が苦手で避けるけれども、本書のように冷静かつ誰にもあまり肩入れせずに書かれた本なら興味深く読める。上巻については題名と内容に差があり、ハイゼンベルクは1/5くらいしか出てこない。ドイツ自体での原爆製造の過程も描かれるが、情報が不足する連合国側で物理学者達が想像を繰りひろげる様が中心で、人間心理を知るための本としても優れている。ただ、やや楽しく読ませる意図と資料性が喧嘩している気はする。2020/08/03

みろり

1
科学者の良心と、政治体制の戦い。科学者たるもの、良心をもたねば。原子炉技術者も。2012/01/04

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