「志向姿勢」の哲学―人は人の行動を読めるのか?

「志向姿勢」の哲学―人は人の行動を読めるのか?

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  • サイズ A5判/ページ数 453p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784826900683
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

志向姿勢=インテンショナル・スタンスとは何か。心の哲学、認知科学、人工知能、進化論…etc.認知の根底を抉るデネットの快著。

目次

1 正しい第一歩を踏み出す
2 本物の信念者―志向戦略はなぜ有効か?
3 3種類の志向戦略
4 われわれ自身を理解する
5 信念を超えて
6 心的表象のスタイル
7 認知行動学における志向システム―「パングロス・パラダイム」擁護
8 進化、誤り、志向性
9 速い思考
10 中間試験―比較対照せよ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

3
お湯の沸騰温度には上昇に上限があり、人間観察の必要はない(物理姿勢)。が、お湯を沸かす時、熱する装置と熱せられる水を使用する人間が必要になる(設計姿勢)。この装置(例:コンロと鍋)を人間が料理という目的に使う場合、それは志向姿勢(信念、意図、欲望)と呼ばれる。これら3つの姿勢は人が他者の振る舞いを予測し理解する時に認知バイアスがなぜ生じるのかという素朴心理学の問いに対する著者の心的姿勢からの仮説である。ここから著者は書いて確認する言語の相互反応的能力から生まれた信念体系の合理性や整合性なる通念を批判する。2017/06/04

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