目次
遠近
純粋の声
勘違い
矜羯羅童子
モデル
戻り道
薗兼明先生
演奏余談
雷鳴
郊外散歩〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
4
とりとめのないエッセイが多く途中まで退屈したものの後半は割と興味深く読めた。朝鮮時代の思い出、演奏会へ出る心境、江戸時代における盲人の待遇など面白かった。2015/10/05
okaka
2
なんとなく想像出来る事とは言え、あたかも視力のある人が風景を見るように周囲の音を描写しているのはやはり興味深かし。百鬼園先生のエッセイと同じ出来事を書いた文もあるので、両者を読み比べるのも面白いかも。2012/01/28
ドラゴン
1
箏曲演奏の第一人者,宮城道雄の随筆集。全盲であるがゆえに,音に対する敏感な描写が興味深い。「レコード雑話」で,古いクラッシック音楽を「和音も決まりきって勧善懲悪式にめでたしめでたし」という表現で表しているのが面白かった。2015/02/11