内容説明
泣いた、笑った、順位戦。晴れてA級入りを果たした先崎学八段。自戦記20局、一気の書き下ろし。
目次
C2泥沼篇(阿部隆四段戦;小倉久史四段戦;丸山忠久四段戦 ほか)
C1奮闘篇(三浦弘行五段戦;真田圭一五段戦;中川大輔六段戦 ほか)
B2快進撃篇(有森浩三六段戦;藤井猛竜王戦;田中魁秀八段戦)
B1飛躍篇(神谷広志七段戦;南芳19段戦;中村修八段戦 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
13
将棋のことはさっぱり分からないが、文章が巧みなので手に取る。B1にまだ神谷広志当時七段がいた。神谷を「ぎりぎりの形において踵で踏ん張るのが得意」と評する先崎。しかし、先崎のポカの連続に神谷も「頭がおかしく」なった。散々ぼやいていたくせに終盤逆転勝ちした先崎。「こりゃこたえられませんぜ」と言いながら戦場を後にする。著者が上昇気流に乗っていた平成十一年。当時の気分を味わう。2019/10/22
みーふぃ
2
先崎しの 将棋本は おもしろい。だからといって 薄い わけではない。 また A級でかつやくしてもらいたい。