出版社内容情報
持続可能な農業、自給率向上が叫ばれながら、現実は農地の激減、耕作放棄地の激増、働き手の高齢化・減少、世界一の大量農産物輸入である。WTO体制のもとで農業は存立できるのか。全5巻シリーズのはじまりです。
内容説明
持続可能な農業、自給率向上が叫ばれながら、現実は農地の激減、耕作放棄地の激増、働き手の高齢化・減少、世界一の大量の農産物輸入である。WTO体制のもとで農業は存立できるのだろうか。
目次
第1章 農政の国際的枠組みと日本農業(農政の国際的枠組み;WTO体制下の先進国農政の特徴 ほか)
第2章 「非貿易的関心事項」の批判的考察(WTO農業交渉と「非貿易的関心事項」;「食糧安全保障」論議の動向と展望 ほか)
第3章 「食料自給率四五%」の実現可能性(食料・農業・農村基本法の理念と政策目標;「食料自給率四五%」の意義と背景 ほか)
第4章 農村地域振興の基本方向(農村地域政策の課題;デカップリング政策の総合化構想 ほか)
第5章 食料主権と消費者主権の確保のために(「食料主権の確保」は可能か;貿易自由化と食料主権 ほか)
著者等紹介
矢口芳生[ヤグチヨシオ]
1952年栃木県河内町生まれ。81年東京大学大学院修了、農学博士。同年国立国会図書館入館、調査及び立法考査局・主査を経て、98年東京農工大学農学部助教授、99年、大学院農学研究科助教授
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