生と死の文化史―危機の生・豊饒の生

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生と死の文化史―危機の生・豊饒の生

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784815801182
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C1000

出版社内容情報

分断されてトータルなイメージを失った生と死の問題に、英文学(川崎寿彦)・
インド哲学(立川武蔵)・考古学(渡辺誠)・日本文学(山下宏明)・西洋哲
学(山田弘明)・西洋史学(木谷勤)の6つの角度から光をあてて、ライフ・
サイクルの豊かな像を回復する。

内容説明

人間文化の断層を見つめ、ライフ・サイクルの豊かな像を浮き上がらせる。名古屋大学文学部40周年記念講演会より。

目次

1 楽園と墓地―生と死の文明のサイクル(楽園;楽園から庭園へ;庭園から墓地)
2 生と死を包摂する母神―ヒンドゥーの母神と血(子を殺す母神;母親のイメージ;生血を飲む女神たち;血と母)
3 縄文時代の食と生(縄文時代の食文化;縄文時代の精神文化)
4 日本文学における動乱期の生(堀田善衛と昭和;野坂昭如の場合;大岡昇平と戦争体験)
5 生と死―西洋哲学の視点から(西田幾多郎と生死の問題;死生観の2つの原型;近現代の死生観とパスカル;ハイデガーとサルトル)
6 現代社会の生と死―歴史家の眼より(長くなった人生;遠ざけられ隠される死;薄れゆく死と生の境界;「医療思想革命」と高齢化社会)