出版社内容情報
第一次世界大戦の危機のさなかに誕生しムッソリーニ・ファシズム体制の成立
とともに消滅したイタリア史上最初のカトリック政党であるイタリア人民党の
歴史社会学的分析を通じて、近代の政治的危機における政治と宗教のダイナミ
ックな関係を考察する。
内容説明
第一次世界大戦直後に誕生し、ムッソリーニ・ファシズム体制の成立とともに消滅したイタリア史上最初のカトリック政党イタリア人民党の政治社会学的分析を通じて、近代の政治的危機における政治と宗教のダイナミックな関係を考察する。ファシズム研究に新しい視点を導入。
目次
第1章 イタリアのカトリック運動
第2章 「カトリック活動」と大衆の組織化
第3章 イタリア人民党
第4章 戦後政治のなかの人民党
第5章 政治危機への対応と党構造の分極化
第6章 党構造の表層と深層
第7章 人民党と反ファシズム