広島修道大学学術選書<br> 資本回転論

広島修道大学学術選書
資本回転論

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  • サイズ A5判/ページ数 318p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812296127
  • NDC分類 331.82
  • Cコード C3033

目次

第1部 資本回転論の前提と課題(「資本の回転」論の前提としての資本循環論;資本回転論の課題と考察方法;固定資本・流動資本規定と資本の回転;資本の現実的回転と価値回転)
第2部 『資本論』の回転期間論の検討(労働期間論―第12章の検討;資本の生産期間論―第5章前半と第13章の検討;資本の流通期間論)
第3部 資本の回転と投下資本(第15章「回転期間が資本前貸の大きさに及ぼす影響」の検討;資本の回転期間と投下流動資本量;可変資本の回転と剰余価値の年率;資本回転論の意義)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

full2yn

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『資本論』(四)が思っていた以上に手強かったので副読本として読んでみた。「剰余価値率」と「剰余価値の年率」の違いが明確になった。資本家的な目線で資本の運動がどう把握されるのか、というのが「資本の回転」論の眼目である、という指摘で、『資本論』をより一層理解できるように感じた。結論の部分、利潤率の意義についての部分で、私的欲望を追求する資本家が社会的な活動をせざるをえないわけについて触れるところで、本書の大きな射程が見えた気がする。2021/10/30

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