食料環境経済学入門 (増補3訂版)

食料環境経済学入門 (増補3訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 367p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784811901664
  • NDC分類 611
  • Cコード C3033

出版社内容情報

東京農業大学の農学部農業経済学科は、1998年4月に国際情報学部食料環境経済学科に再編成される。この新しい学科の入門書として、同学科の教員がそれぞれ担当するカリキュラム体系に位置づけられている講義科目を念頭に分担執筆した。本書は、グローバルかつローカルなフード(食料)システムの視角から、川上である農業・農村、川中の農業関連資材産業・食品工業・食品卸売業、川下に位置する食品小売業や外食産業などが多様な連携を経て、最終消費者にわたるメカニズムを、経済的・社会的・文化的・環境的面からとらえ、入門的な理論と現状を解き明かす。

序章 食料環境経済学とは何か
第I部 農業農村経済分野から学ぶもの
第1章 WTO体制と21世紀の国際経済関係-国際分業と食料・環境問題-
第2章 先進国の農業問題
第3章 アジアの農村と経済開発
第4章 日本の農業問題
第5章 食と農を通じてみた歴史
第6章 農村計画の課題、体系、方法-農村計画経済論概説-
第7章 食料生産の経営学-その方法論的特徴と現代的課題-
第8章 農業労働と生産組織
第9章 農村のくらしと農村の価値

第II部 食料環境経済分野から学ぶもの
第10章 国際化と食料経済
第11章 世界の食料需給
第12章 食料生産の地理
第13章 食料資源の地理
第14章 食品産業とフードシステム
第15章 食料品の流通システム
第16章 食生活を支える食品産業
第17章 地域農林業資源の公益的機能

第III部 農業農村食料政策分野から学ぶもの
第18章 国際農業食料政策
第19章 農業・農村政策と財政・金融
第20章 農業環境政策の経済評価
第21章 協同組合と農業協同組合
第22章 農村社会の変動と地域社会生活-原型としての村と家を手がかりに-
第23章 環境と現代社会-環境社会学

目次

食料環境経済学とは何か
WTO体制と21世紀の国際経済関係―国際分業と食料・環境問題
先進国の農業問題
アジアの農村と経済開発
日本の農業問題
農村計画の課題、体系、方法―農村計画経済論概説
食料生産の経営学―その方法論的特徴と現代的課題
農業労働と生産組織
農村のくらしと農村の価値
国際化と食料経済〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

2
評者が院生の頃出ている本。中山文庫除籍本。もったいない。中山間地域の多面的機能論が農水省から提示されていた頃で、新しい農業基本法が本著発行の翌年、施行されてことを想起した。農業経済学のテキストもこの頃、矢継ぎ早に発行されたが、本著も食料や環境を踏まえた新しい農業経済学を創造した成果であろう。政策論あり、経済理論あり、農村論あり、環境論あり、と、多彩な分野からの総合的なアプローチで食糧や環境や農業や農村の実態を解明しようとしている。今でも通用する内容が多いことも指摘しておきたい。2012/11/13

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