目次
1 世界を粒で描く―みんな原子でできている(二枚のスケッチ;空気の中は粒がスカスカ;流れる水も粒?;花と金属の固さが違うわけ;周期表は原子世界の説明書 ほか)
2 一本のストローから―空気には圧力がある(紙パックのストローのくふう;古代人が使ったストロー;馬方が使ったカヤの長さは?;吸引ポンプと「十メートルの限界」;ストローをとり巻く空気の重さ ほか)
著者等紹介
結城千代子[ユウキチヨコ]
東京都生まれ。大学講師。物理教育研究会会員、比較文明学会会員。小学校理科・生活科、中学校理科の教科書執筆者
田中幸[タナカミユキ]
岐阜県生まれ。晃華学園中学校高等学校理科教諭。物理教育学会会員
西岡千晶[ニシオカチアキ]
三重県生まれ。漫画家。実兄との共同ペンネーム「西岡兄妹」の画を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カナン
34
表紙に惹かれて購入したものの内容的には小学4年~6年ぐらいの子が興味を持ってパラ見するのにちょうどいい感じ。ページ数も少なく、図やイラストも多めなので理科に引っかかってる子向けかなと思います。ちなみに限りなく半端な元理系は色々噛み砕かれ過ぎてて逆に「ん?」ってなりました。左下のちまちましたコラムとか、ボルツマンの自殺の理由とかいきなりネタで出されて気が散らないのかなこれ。2022/05/26
あおい
29
女子力が高い(?)化学の本。公式や用語はほとんど出てこないものの中学〜高校化学基礎くらいの内容(だと思う)。絵が綺麗で文章も詩的で、苦手な人にもとっつきやすい。「世界はたった三種類の粒でできている」という言葉は、言われてみれば当たり前ながらちょっと感動してしまった。2019/04/23
おはなし会 芽ぶっく
17
粒ってなんのこと?と読んだら、分子やら原子やらが書いてあって、文系のワタクシ撃沈しかけました(笑)本を途中で止められない性格なので読みだしたら…子どもたちにわかる口調で書かれているので、理解しながら読めました。錬金術って今では可能なんだ!←欲張り(笑)2019/02/19
acesmile@灯れ松明の火
17
不思議な感覚のイラストが目につく科学の本。まだレーベルは発刊したばかりのようだがなぜかそそられる装丁。近年の子どもの科学離れ解消を担うべく数式などを使わずに日常の疑問から専門的な分野を解説する良書に思える。空気には重さがある事は知っていたが分子が飛び回っているとは思わなかった。下敷きに糸を付ける実験も空気がのしかかっている物だと以前では思い込んでいた。真空に人間が放り出された時のイメージも微妙に違った。原子の説明の仕方も解りやすいし、コラムも興味を掻き立てる内容。イラストもかわいいので若い子に読んで欲しい2014/11/17
ケニオミ
8
「ワンダー・ラボラトリー」シリーズ第一巻。原子や分子などの粒の話と大気圧の話です。粒についてはこれまでに色々と勉強してきましたので、新規なことなくスルーです。大気圧については、「ストローで何メートルまで吸い上げられる」とか、「宇宙服なしで宇宙空間に放り出された爆発?するのか」とかがあり、興味深かったです。そう言えば、映画「2001年宇宙の旅」では、撮影ミスとされていた、無重力状態での飲みかけのストロー内の液体が落ちる現象とか、ボーマンがヘルメットなしに宇宙空間に短時間出る場面とかがありましたね。2014/11/22