内容説明
本書は、「長崎生活をつづる会」から、「長崎の証言の会」へと引き継がれてきた反核証言運動のもっともすぐれた旗手、福田須磨子の詩文集である。
目次
第1部 詩篇(原子野―詩集『ひとりごと』『原子野』より;烙印―詩集『烙印』より)
第2部 記録・エッセイ篇(原子野に生きる―自伝;人、われをお化けと呼ぶ;被爆者の人権;私にとっての戦争・原爆・天皇;統一の鬼になろう!―原水禁運動によせて;なかまたちの怨念を背に ほか)
第3部 書簡・歌曲・追悼文篇(心に浮かぶままに;「傷だらけの手」公演によせて;「傷だらけの手」;「母を恋うる歌」;春、須磨子死す;弔詩・暗冥の彼岸にて;長崎を灼いた原爆への怒りの感情において;怨の女・福田須磨子さん ほか)