内容説明
二〇世紀現象を背景に顕在化してきた“民族”それ自体に焦点を合わせ、二〇世紀像に迫る。一二の“民族”の歩んだ一〇〇年を通し二〇世紀の意味を考え、これからの民族のあり方についても考察。
目次
問題提起・二〇世紀とは何であったか
1 植民地、国家そして民族
2 単一民族幻想と多民族国家
3 宗教とエスニシティ
4 民族と文化表象
5 経済のグローバル化と開発
6 現代ディアスポラの諸問題
総括討論 二〇世紀が創りだした民族
著者等紹介
端信行[ハタノブユキ]
1941年生れ。京都大学大学院博士課程中退。現在、京都橘女子大学文化政策学部教授、国立民族学博物館名誉教授。経済人類学、比較文明論専攻
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