内容説明
敗戦後、GHQは日本の民主化のため、女性解放を占領政策の基本のひとつに掲げ、その推進のためにマスメディア、とくに放送を重視した。当時、唯一の放送局であったNHKの女性対象番組が果たした役割は大きい。本書は、著者のNHK時代の体験を中心に、それがきっかけとなって、かかわることになった東京都での福祉行政、それにつづく国立の女性施設の運営に関する体験記録である。
目次
1 前史―わが青春
2 助走―放送ジャーナリストをめざして
3 離陸―女性の地位向上とNHK
4 旋回―コミュニティ・ケアの実現を
5 展開―女性情報センターの基礎づくり
6 飛翔―女性情報・国際交流に夢を託して