内容説明
いのちを守るべき住宅が一瞬に凶器と化す。死者のほとんどはつぶれた家の下敷きとなった。彼らは、日本の貧しい住宅・都市政策の犠牲者でもあった。被災の実態、人びとの苦悩、住宅・生活再建とまちづくりに取り組む姿―日本人すべてに重い問いかけを発した大震災の全体像に迫る初の白書。
目次
第1部 阪神・淡路大震災(住宅はどのように壊れ人びとはどのように死んだのか;震災ののち人びとはどこですごし何をしたのか;住宅をどのように再建するか;街をどのように復興するか)
第2部 住宅政策・住宅事情・住宅運動