出版社内容情報
本物の侍さえ憧れたサムライのドラマを、確かな史料に基づき最も事実に近い姿にあぶり出したのが本書。著者独自の新しい考証や異説も紹介。討入りの背景となる武士の思想やメンタリティが見える!
内容説明
すべて確かな史料に基づいた、「史実に忠実な赤穂事件」がわかる!筆者とウサギのモコちゃんとの会話形式だから、すらすら読めて面白い!単なる史実紹介にとどまらず、著者独自の新しい考証や異説も紹介!討ち入りの背景となる武士の思想やメンタリティが見えてくる!上屋敷、下屋敷…その違いは?解説満載で、日本史の基礎知識も習得できる!ドラマや小説とは違う、「脚色されていない、最も事実に近い忠臣蔵」がわかる。
目次
第1章 刃傷松の大廊下―ドラマはここからはじまった
第2章 赤穂城開城―揺れる赤穂藩
第3章 江戸急進派と大石内蔵助―討ち入りか、浅野家再興か
第4章 御家再興運動の挫折―脱盟していく同志たち
第5章 討ち入り前夜―時は至れり
第6章 吉良邸討ち入り―決戦の時
第7章 四十六士の切腹―その後の浪士たち
著者等紹介
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。1982年同大学院修了。現在、東京大学史料編纂所教授、文学博士。専門は日本近世史。1992年『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社)で第四十回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞
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