内容説明
GHQが禁書とした名著『アメリカの鏡・日本』において“日本の本当の罪は西欧文明を一生懸命学んだ事にある”と喝破した著者ヘレン・ミアーズが提起した疑問に対し、同書の翻訳出版を企画した著者が、大航海時代から説き起こし「剣“鉄砲”と十字架“キリスト教”」による西洋文明に遭遇した天下人たちや江戸幕府の対応を通して日本人の生きざまを論述した画期的大著。
目次
はじめに ヘレン・ミアーズの疑問―日本の罪と罰
第1章 なぜ、日本は鎖国をしたのか―剣と十字架
第2章 開国への序章―ロシアとアメリカの拡張主義
第3章 戦争が出来なかった日本―それは交渉で始まった
第4章 なぜ、日本は戦争が出来る国になったのか―それは生麦事件から始まった
おわりに 日本の拡張主義―そして、日本は敗れ去った…
著者等紹介
白子英城[シラコヒデシロ]
昭和17年(1942)5月東京都江戸川区生まれ。昭和40年(1965)3月明治大学商学部卒業。フランスワインの輸入販売に携わりながら、“日本は、なぜ真珠湾攻撃をしたのか”をテーマに、日本の近現代史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。