歴史新書y
九州戦国史と立花宗茂

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800301857
  • NDC分類 219
  • Cコード C0221

内容説明

関ヶ原合戦の敗将が、なぜ大名に復帰できたのか?戦国時代九州での激戦、朝鮮の役での奮闘と挫折、そして関ヶ原敗戦。秀吉と家康に器量を見込まれた武将の「不屈の復活劇」を活写する!

目次

九州戦国史と国際貿易港・博多
第1部 九州の雄・誕生(島津・大友・毛利氏、三つ巴の戦い―立花宗茂誕生前;大友氏の名家臣・戸次道雪と高橋紹運;秀吉の九州征伐と大名立花家の誕生;朝鮮出兵と宗茂の奮闘・挫折;義に生きた関ヶ原の敗者)
第2部 敗者からの復活(御家再興と流浪の日々;奇跡的な敗者からの復活;将軍政治と宗茂の晩年)
武士の中の武士、最後の遺訓

著者等紹介

三池純正[ミイケヨシマサ]
1951年福岡県生まれ。歴史研究家。工学院大学工学部卒業。戦国期の歴史の現場を精力的に踏査し、現場からの視点で歴史の定説を見直す作業をすすめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kiyoshi Utsugi

23
大友氏、島津氏、毛利氏の三つ巴の激戦を経た九州戦国期の中で、高橋紹運を実父とし戸次道雪の養子となって道雪の娘である誾千代を妻とし、立花姓を名乗ることになった立花宗茂を中心に描かれています。 豊臣秀吉に取り立てられながらも、関ヶ原の戦いで西軍についたことで敗軍の将となるも、徳川家康、秀忠に見込まれて、6年間の流浪の生活に耐えた後に、棚倉藩主を経て、旧領の柳川を拝領し、まさに敗者からの奇跡の復活を成し遂げ、最後76歳で亡くなるまでを描いています。 これを読んで、また柳川に行ってみたくなりました。2020/07/14

スー

19
20好きな武将top10に入る立花宗茂をもっと知りたくて読んでみました。筆者さんのご先祖が宗茂の家臣でその後に加藤清正に仕えたそうで宗茂への愛を感じました。宗茂は人を愛し人から愛される人物だったという感じを強くしました、それこそが立花軍が数倍の相手にも引けを取らなかった理由なんですね。こちらでは妻の誾千代とは不仲で2人の結婚は孤立無援の戸次家と高橋家が強い協力関係が必要な為で宗茂は戸次家に人質という意味もあって娘婿になったようです。また惚れ直しました。2020/02/06

coolflat

15
九州三国志(大友vs島津vs龍造寺+毛利)~秀吉の九州征伐~朝鮮出兵~関ヶ原の戦い~大坂の陣~島原の乱までの、大友宗麟の重臣、立花道雪・高橋紹運・立花宗茂を中心に描いた九州戦国史。当時、キリスト教宣教師はポルトガルの植民地政策や交易に深く関わっており、彼らの存在なくしてはポルトガルと交易はできなかった。そんななか九州の戦国大名で傑出した力を有していたのが豊後の大友氏であった。大友氏は九州六カ国の守護となり、周防の大内氏が支配していた博多を、その大内氏の滅亡とともに独占することに成功した。2018/06/02

yutaro13

7
九州に引っ越してきたので歴史のお勉強。大友・毛利・島津の争いから島原の乱までの九州戦国史を概観。著者の先祖が立花家の家臣だったらしく、立花宗茂への思い入れが強い。宗茂はもともとは大友家の家臣だったが、秀吉の九州介入を機に大名として取り立てられ、朝鮮出兵での活躍を経て関ヶ原は西軍で参加。敗戦により改易されるも、6年の流浪時代を耐え大名として復活を遂げる。その後は秀忠・家光に近侍しつつ、晩年には島原の乱にも参戦。波乱万丈で大河ドラマ向きの人生だが、そもそも九州戦国武将で大河主役がいないのはやはりアレのせいか。2016/11/16

なつきネコ

7
立花宗茂をあまり、知ららないが、完璧超人、チートなどの評価や、宗茂が流祖の居合いがあって、日露戦争に活躍した剣士がいるなどの情報だけを知っていて、無難に宗茂を知りたくなった。内容も九州戦国史の復習になった。博多の歴史のなかで大事な物として扱われたんだな。碧蹄館の戦いはスゴい、チートの理由が納得。あとは秀吉が本当にアジアの王を目指してたことにはビックリ。関ヶ原であまりかかれないが京極はなかなかスゴい、東軍勝利にかなり貢献してる。けっこう知らない事があり、歴史は奥深いな。2015/07/13

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