夜明けを待つ

個数:
電子版価格
¥1,782
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

夜明けを待つ

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月30日 02時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797674385
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

生と死を見つめ続けてきたノンフィクション作家の原点がここに!

私たちは10年という長い年月を、とことん「死」に向き合って生きてきた。
しかし、その果てにつかみとったのは、「死」の実相ではない。
そこに見えたのは、ただ「生きていくこと」の意味だ。
親は死してまで、子に大切なことを教えてくれる。
(第1章「『死』が教えてくれること」より)

家族、病、看取り、移民、宗教……。
小さき声に寄り添うことで、大きなものが見えてくる。
『エンジェルフライト』『紙つなげ!』『エンド・オブ・ライフ』『ボーダー』……。
読む者の心を揺さぶる数々のノンフィクションの原点は、
佐々涼子の人生そのものにあった。
ここ10年に書き溜めてきたエッセイとルポルタージュから厳選!
著者初の作品集。

(目次より抜粋)
第1章 エッセイ

「死」が教えてくれること
夜明けのタクシー
体はぜんぶ知っている
今宵は空の旅を
命は形を変えて
この世の通路
幸福への意思
もう待たなくていい
ダイエット
ハノイの女たち
未来は未定
夜明けを待つ
痛みの戒め
柿の色
ひろちゃん
和製フォレスト・ガンプ
誰にもわからない
トンネルの中
スーツケース
梅酒
ばあばの手作り餃子
縁は異なもの

第2章 ルポルタージュ

ダブルリミテッド1 サバイバル・ジャパニーズ
ダブルリミテッド2 看取りのことば
ダブルリミテッド3 移動する子どもたち
ダブルリミテッド4 言葉は単なる道具ではない
会えない旅
禅はひとつ先の未来を予言するか
悟らない
オウム以外の人々
遅効性のくすり


佐々涼子(ささ りょうこ)
ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。日本語教師を経てフリーライターに。2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス!第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞などに、2020年の『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)は、Yahoo!ニュース|本屋大賞2020年 ノンフィクション本大賞に輝いた。他の著書に『ボーダー 移民と難民』(集英社インターナショナル)など。

内容説明

家族、病、看取り、移民、宗教…。小さき声に寄り添うことで、大きなものが見えてくる。『エンジェルフライト』『紙つなげ!』『エンド・オブ・ライフ』そして『ボーダー』。読む者の心を揺さぶる数々のノンフィクションの原点は、作家の人生そのものにあった。ここ一〇年に書き溜めてきたエッセイとルポルタージュから厳選した作品集。

目次

第1章 エッセイ(「死」が教えてくれること;夜明けのタクシー;体はぜんぶ知っている;世界の外側;今宵は空の旅を ほか)
第2章 ルポルタージュ(ダブルリミテッド1 サバイバル・ジャパニーズ;ダブルリミテッド2 看取りのことば;ダブルリミテッド3 移動する子どもたち;ダブルリミテッド4 言葉は単なる道具ではない;会えない旅;禅はひとつ先の未来を予言するか;悟らない;オウム以外の人々;遅効性のくすり)

著者等紹介

佐々涼子[ササリョウコ]
ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒業。日本語教師を経てフリーライターに。2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送環士』(集英社)で第一〇回開高健ノンフィクション賞を受賞。2014年に上梓した『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス!第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞などに、2020年の『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)は、Yahoo!ニュース 本屋大賞二〇二〇年ノンフィクション本大賞に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

186
エッセイとルポルタージュから厳選した作品集。第1章のエッセイでは何度もうんうんと頷きながら読んだ。『あかいてぶくろ』のいりやまさとしさんの言葉「本当になくすまでは、そばにいる人がいなくなるなんて思いもしない。何気ない日々の暮らしが一番貴重です。」元日の能登の震災を思った。第2章のルポルタージュでは、凄いな!ただただ感じ入ってしまう。戻って来れる人で本当に良かったとしみじみ思った。そしてのあとがきでガツンと来た。幸せは自分の心が決めると思っている私も最期はそう言って逝きたいと思っている。それにしても・・2024/02/01

hiace9000

178
これほど真っ直ぐ心に届く言葉がかつてあっただろうか。ノンフィクションゆえ…が理由ではおそらくあるまい。"社会への飽くなき好奇心"、"しなやかで強くも人間臭いレジリエンス"、"人の苦しみに向き合う切実なまでの誠実さ"、三つを併せ持つ著者の言葉の真、ゆえではないか。実体験に基づくフラットな視座から世界各地の多くの人々の人生を見つめ、交錯する多くの生死を捉え、悼み、人々の祈りや願いや悲痛なる叫びを伝え続けた彼女の生涯は、まもなく閉じる…。不治の病の床から発する「ああ、楽しかった」を、私は真っ直ぐに受け止めたい。2024/04/10

モルク

128
佐々涼子さんの本はほとんど手にしてきた。その洞察力と真摯な態度、それでいて優しさを感じる彼女のルポルタージュを読むのを心待ちにしていた。10年間のエッセイとルポを絡めた本書を読んだ。彼女の決して恵まれていたわけではない生い立ち、早い結婚と出産、でもそして日本語教師を経ての遅咲きのフリーライター。やけに生死感が出てるなあと思い「あとがき」を読んで言葉を失った。それでも彼女は病と向き合い、自分を見つめ余命を語る。「ああ、楽しかった」と言って別れることとするという彼女の強さ。やっぱり佐々さん、大好きです!2024/03/25

おしゃべりメガネ

119
ノンフィクション作家さんのこれまたある意味ノンフィクションなエッセイ&ルポルタージュになります。『エンジェルフライト』『紙つなげ!』を読んだ衝撃は未だに薄れるコトはなく、特に『紙~』は東日本大震災関連の書籍では、私の永遠の第1位作品です。そんな佐々さんのこれまでの作品に関連したリアルすぎるルポルタージュですが、内容は勿論、何よりもあとがきが衝撃的すぎます。なんとも言えない切なさが胸に残り、改めて作者さんのライフスタイルのスゴさを痛感します。そんな彼女の生きざまに比べると、いかに自分がちっぽけかわかります。2023/12/08

ナミのママ

102
「ああ、楽しかった」と私は最期に言えるだろうか。原石のような言葉が散りばめられている作品に思わずページをめくる手が止まった。ノンフィクション作家の佐々涼子さんが旧Twitterで病名をつぶやいた時の衝撃は今も忘れない。これからも体当たりな取材での作品を楽しみにしていた。もう読めないかと思っていた佐々さんの今作は第1章のエッセイと第2章のルポタージュ。あの作品の時はこうだったのか、執筆前にこんな気持ちを抱えていたのか、等身大の彼女が目の前にいる。奇跡は起こらないのだろうか。起こって欲しいと願う。2023/12/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21632792
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。