小説 田中久重―明治維新を動かした天才技術者

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797671360
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

からくり人形から和時計、蒸気船、電信機まで・・・。”モノづくり”に命をかけた「東芝の父」の波瀾万丈一代記。
江戸時代の九州に「からくり儀右衛門」と呼ばれた男がいた。天才的な技術で世間を驚かせた儀右衛門を待ちかまえていたのは幕末維新の大激動であった!東芝創業のドラマを描く渾身の歴史小説。

内容説明

幕末の九州に「からくり儀右衛門」と呼ばれた男がいた。まるで生きているかのように動く「からくり人形」を作り、人々の喝采を浴びていた彼は内心不満であった。「はたして自分の才能は本当に世の中に役に立っているのだろうか…」さらなる技術開発の天地を目指して大阪へと旅立った儀右衛門を待ちかまえていたのは、幕末維新の大波であった!「技術大国ニッポン」の基礎を作った男・田中久重の生涯を描く、著者渾身の歴史小説。

著者等紹介

童門冬二[ドウモンフユジ]
本名・太田久行。昭和2年、東京に生まれる。かつて東京都庁に勤め、都立大学事務長、広報室課長、企画関係部長、知事秘書。広報室長、企画調整局長、政策室長などを歴任して退職、作家活動に入る。執筆活動のかたわら、講演活動も積極的に行っている。第四十三回芥川賞候補。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。平成11年、勲三等瑞宝章受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

橘 劫

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仕事の関係で読むことになった一冊。読みながらこれは小説じゃない、エンターテイメント性を孕んだ評伝作品だという印象を受けました。歴史小説という定義がよくわかってはいませんが、寓意性の比率が高いものを小説とするものと己の尺度で測ると著者の思いや事実の記録の配分がやはり小説とは思えないです。ただ、読みやすくありますし、この人を知りたいという意味でのアプローチには最適だと思います2016/12/08

asaka

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からくりから発展して、明治維新に影響があったことが解った。2011/06/05

黒とかげ

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うーん。評伝としては一流だが、小説として三流。そもそも読者を面白がらせようとしていない。人物の業績を並べただけで、物語として消化していない。そのため読み終わった後に無味無臭な印象を持ってしまう。2019/10/07

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