内容説明
眠らせていたウイスキーを、そっとグラスに注ぐ。長い長い時間が紡ぎだした、無垢なる琥珀の液体。花ひらくアロマ、複雑かつ繊細な味わい。ウイスキーは、いつどのようにしてウイスキーとなるのか。熟成のプロセスには、いまだ謎が多い。人類が磨きあげてきた「命の水」。それがウイスキー。本書ではこの魅惑の酒を、科学的に解説していく。
目次
第1章 ウイスキーの科学(ウイスキーの起源;ウイスキーとは;ウイスキーの種類;モルトウイスキーの原料;モルトウイスキーの製造工程)
第2章 スコットランドの蒸留所(ウイスキーと風土の関係;現在操業中の蒸留所;創業準備中もしくは計画中の蒸留所)
第3章 ウイスキーのおいしい飲み方(ウイスキーの飲み方;ウイスキーを使ったカクテル)
著者等紹介
吉村宗之[ヨシムラムネユキ]
1960年生まれ。東京理科大学理学部第一部応用科学科卒。1990年ごろ、スコッチウイスキーの魅力に開眼、しだいに傾斜を深めていく。1998年、ウェブサイト「M’s Bar」を開設、書きためていたシングルモルトのテイスティングノートを公開。2005年、ウイスキー専門誌「THE Whisky World」の発足メンバーとして参加、現在同誌にてテイスティングコメントや記事を連載中。2009年、楽天市場ラウンジのウイスキー・ショッピングソムリエとしての活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オザマチ
5
ウイスキー工場の見学に行った時の事を思い出しながら読みました。2014/05/17
Naohiro Kobayashi
2
麦汁の発酵段階では自分の苦手な化学式までもが登場!かなりチンプンカンプンな内容ではあったが、それらがウイスキーの魅力を引き出しているのであろう。アルコールに溶解されている雑味成分(高級脂肪酸エステル)を感じた時に「このエステルめ〜」とか言えるようになれれば、この本を読んだ甲斐もあったという事だろうか。2023/05/17
横浜横浜
2
大好きなウイスキーの基礎知識がわかるカラーのわかりやすい解説書です。 BARに行くのがまた楽しくなりました。2011/06/25
artillery203
1
こういう本を読むと飲みたくなるのはどうしようもないね。実際、読みながら載っていたウイスキーを注文してしまった2012/12/28