内容説明
時代を先取りしながら、理論と実践の大平原を颯爽と駆け抜けてきた能勢弘之教授。2000年に逝去された能勢教授を偲んで多数の論文と追悼文が揃う。刑事法学をとりまく問題状況が日々激動している今日、その展望を望む。
目次
1 刑事訴訟法(刑事裁判の課題;刑事手続きと実体法的評価 ほか)
2 刑法(いわゆる「防衛意思」に関する二、三の問題;拡大する「共謀」概念についての批判的考察 ほか)
3 少年法など(少年犯罪の増加と刑事手続きの変化;カナダ少年法制における通常裁判所への移送 ほか)
4 追悼文(北大から刑事法研究者となるには;輝いていた能勢弘之君 ほか)
著者等紹介
寺崎嘉博[テラサキヨシヒロ]
早稲田大学法学部教授
白取祐司[シラトリユウジ]
北海道大学大学院法学研究科教授
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