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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ja^2
5
作家・乙一がこれで小説の技術論を学んだと言うので、かなり古い雑誌だが入手して読んでみた。映像化を目的としたシナリオの指南書ではあるが、なるほど、小説にも応用可能だ。▼シナリオにしろ小説にしろ物語は書き始めること、書き進めることは比較的容易だが、書き終えることが難しい。こうしたプロットポイントやミッドポイントなどの節目をあらかじめ用意しておけば、物語は自ずと収束に向かって行く訳だ。▼17回の講義ごとに演習問題があるから、今度改めて一つひとつこなしてみよう。そうしたら、死ぬまでに小説1本ぐらい書けるだろうか。2020/05/15
AR
3
後半の映画業界に関してのは適当でいいかもしれない。脚本術はシナリオライターだけじゃなく、物語を創作するあらゆる分野で参考になる。2010/11/10
Nanami
2
色んな作家さんがおすすめしてらした本。別冊宝島で今は絶版ですが、シナリオだけではなく小説を書く方にも。精神論ではなく技術論なのでとりあえず演習に出てくる通りに自分の作品を仕上げていけば、一つの物語として出来上がるようになっている。ハリウッドメソッドのように、読み手、鑑賞者が飽きない、ダレナイような工夫がたくさん。特に迷いがちな中盤のピンチ、転換点は勉強になりました。2013/10/26
wang
1
シド・フィールドのシナリオ講座が半分。実際に多数のシナリオを査読した体験や自作の執筆の経験に加えて、長年のシナリオ講座で多くの生徒を教えた体験から実際の作品をもとに的確に構成方法を指導している。実践形式の演習問題などもあり、90分の映画1本をどのように準備して執筆していけばいいのか的確かつ具体的に書いている。後半では80年代テレビドラマを脚本の視点から批評している部分が面白い。脚本家アンケートでは何人もの一線級の人が実際の年収を金額そのままに書いているのが衝撃的。2014/11/04
桧山
1
紹介されている映画を見ていることが前提っぽく書かれていたので判りにくい部分もあったのですが、具体的でとても有意義な内容でした。ただプロットポイントとミッドポイントの違いがいまいち判りにくかったので、自分で他の作品を解体しながら読み直しで理解を深めたい。後半は日本人ライターの経験談とかなのでいらない。2011/10/17