内容説明
本書は、裸世界にやって来た女のコたちの生と性の記録である。現場から現場にセックスを売り歩く、企画ＡＶモデルたちが中心だが、華やかにグラビアを飾る単体女優や初出演を待つ四十代の中年女性、裸の世界に流れてくる可能性が高そうな、ちょっとゆがんだ現役女子高生まで収録されている。なぜ、彼女らはセックスをするという職業を選んだのか？また、選ぼうとしているのか。
目次
死ぬほど貧乏だった女―沢口あすか
借金をカラダで返済する女―桜希のあ
リストカット女―河野りん
絶望しつづける女―岡野美憂
男を金でしか見ない女―真崎あむ
少年院帰りの女―姫川麗
妊娠七ケ月でＡＶに出る女―井上愛
四十過ぎで風俗勤めの女―マキ・結木明日香
十歳で輪姦された女―松沢はな
十六歳で二千万稼ぐ女―ケイコ〔ほか〕
著者等紹介
中村淳彦［ナカムラアツヒコ］
１９７２年、東京都目黒区生まれ。専修大学経済学部卒業。アダルト系編集プロダクションを経て、フリーライターとなる。週刊誌からサブカル誌、マニア系エロ本まで数多くの雑誌に執筆している。０２年、ＡＶ女優たちの衝撃的な生と性を記録した『名前のない女たち』が話題を呼んだ
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感想・レビュー
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ゆーじん
1
『名前のない女たち2』と銘打った文庫版には収録されていない沢口あすか、真崎あむ、松沢はな、美沙子、藤森まや、相楽はるみのエピソードが載っている。逆に文庫版には、本書に収録されていない市橋さやか、はらだはるな、魅梨、幸恵のエピソードが載っている上、本書のリョウコ＝京野真里奈のエピソードに後日談が加筆されて収録されているので、両方読むのがオススメ。2017/02/02
rara
1
心と身体に無数の深い傷。痛々しい…2011/09/01
れに
0
色々読み過ぎて刺激に慣れてしまったのか、なかなか衝撃的な内容もあるものの特に何も感じず読了。つまらなくはないけど前作に比べると明らかにバカっぽいというかいわゆる普通の人が多い。AVってもはや借金苦だからとか色々な事情があるからやるってものではなく、田舎育ちが東京に憧れてやってきて、暇だから、ブランド物が欲しいから、楽だからという単純な理由で選ぶ職業になりつつあってその辺のコンビニバイトと変わらない感覚なのだ。AV女優=不幸という方式は勝手な外野の思い込みや間違いで結構あっけらかんとした人も多いみたいだ。2021/08/17
