内容説明
現代思想はなにを問題にしてきたのか?思想の潮流を通して、それがわかれば、「自分の知」をもっと身近にすることができるだろう。本書は、現代思想に興味を持つ人にとどまらず、なんのことだかよくわからないという人たちに向けて、これまでなかった、わかりやすい、わかった気になる極め付けの入門書である。発売当初から読みつづけられたベストセラーが待望の文庫版となって甦った。
目次
1 現代思想は何を問題にしてきたのか?
2 現象学から実存主義へ
3 記号論という新しい波
4 構造主義の出現
5 構造主義からポスト構造主義へ
6 フランス思潮は日本の現代思想にどのような影響を与えてきたのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飼い猫泥棒
1
現象学からポスト構造主義まで。それぞれの思想と批判を追い、流れを一貫した議論として学べる。思想の理解に役立つのは勿論、思想の展開も追え、さらに原著にも入りやすいように用語がまとめられており、ブックガイドもついている。おすすめ。2016/06/23
POWER
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古い本。パラパラ見て終わり。浅く広く、索引性は高い。2016/06/13
まめ
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各パートの末尾の参考図書に、一言コメントがあるのがありがたい。解説本だけじゃなく、原著を読んでみようかなーという気にさせてもらった。2013/02/09
けふたろ
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入門書。解り易いけど、やっぱり現代思想はドゥルーズ以降興味が持てない。というか、濫用する人が多すぎるし、本人らもやや概念を濫用しているきらいがある。哲学からphilosophiaへ回帰せねばならない日が来ているのかもしれない。
c3po2006
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★★★2010/03/15