内容説明
山菜、山の実、わさび、山芋、豆腐、トチ餅、キハダ、まむし…。とにかく元気なおじいさんおばあさんが教えてくれた、かけがえもなくおいしいものとふしぎなこと。日本最後の「山の生活」の知恵と工夫。感動のフォト・ノンフィクション、デビュー作。
目次
五合飯とぼた餅
廃墟の村
徳山村との出会い
わさび畑を行く
露天風呂とロウソク一本
索道の話
トチ餅作り
漢方薬博士
実りの秋
土は宝物〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーさん
9
廃村になっても故郷に留まる訳、足繁く通う訳。単純にそこが好き、そこが生活の拠点。今一度、現在の生活環境と国の政策を考え直してみてはどうかと思わされる内容でした。 年明けの新刊は、楽しみにしています。2019/12/07
ぴかちゃん
1
大地に生きる。大地にかえる。しっかり根をはって生きる。人間が好き。大好き。2014/04/23
maharasa
1
人が豊かさを得ることの代償に失った、大切な文化を教えてくれる。その土地に住む、人々が培い、そして長い間伝え続けてきた大切な物を教えてくれる。最後は、山と人口的に作られた街の違いを伝えてくれる。それは、自然には、豊かさと多様さが沢山あり、刺激の塊であると。2009/01/26