内容説明
本書の内容は、群論、関数論、多様体論、初等整数論、双曲幾何学、等質空間、変換群などのごく初歩を知っていれば詳細も十分に理解し得るという意味で初等的である。そこで本書は、第3章までで基礎的な事柄の最小限の解説をあたえ、第4章で鏡映変換群の不連続性に関するPoincar´eの定理、第5章でThurstonによる多角形の形の解析、第6章でYamashitaによる星の形の記述をていねいに紹介するという構成にした。
目次
第1章 準備
第2章 幾何学
第3章 定曲率幾何学
第4章 鏡映変換群
第5章 等角多角形の形
第6章 星の形